店舗情報

ご挨拶

“つづける”ということ(7代目当主 エッセイ)
当店は延享2年(1745年)加賀の両替商、能登屋仁左エ門が金沢より大阪へ出、堂島の対岸、江戸堀の地にて蔵元(米問屋)を営んだのが始まりです。宝暦年間には米穀商の傍ら米麹づくりを始め、近隣の武家屋敷より味噌仕込みを委託されるようになりました。この味噌が大変美味しいと評判になり、文政2年(1820年)には、初代忠助が味噌醸造・販売を専業に手がけるようになりました。以来、米忠味噌と名づけて、だしいらずの“米屋の忠助”の店ということで『米忠(こめちゅう)』となったようです。
私で7代、約250年もの長きにわたりここ江戸堀の地で商売を続けてきたわけですが、父も祖父も『味噌屋は継がんでええから、信仰だけは継いでくれ』と言っておりました。光照寺という浄土真宗大谷派の小さな末寺の檀家総代を代々しておりましたが、母・祖母からは『お寺のことは適当にしてしっかり商売に身を入れんとあかんで』と言われています。
大阪“船場”で生まれ育ったわりに、船場商法についてはあまりわかっていません。テレビの『どてらいやつら』を見て、“大変やったんや”と感じるのが精一杯です。だいたい“大阪商人”のイメージたるや、“安うに買うて高うガムシャラに売って悪どく儲けている”というような、ろくなものではないような気がします。しかし、消費者の意識が高い関西、特に競争の激しい大阪で商売を続けていくには“よい物(ええもん)”をええ売り方していかねば無理だったと思います。手前どもも“食い道楽大阪”の名に恥じないよう、どこに出しても恥ずかしくない商品を手間暇かけて丁寧につくっております。
我が家には家訓といった仰々しいものはないのですが、『いつもご先祖様が守ってくださっている』……から頑張れとか、馬鹿なまねはするなとか、ご先祖様を大切にしろとか言われてきました。広島高等工業で学んでいた父が、原爆の犠牲とならずにすんだことや、体が弱く、『20歳まで生きられない』といわれていた祖父が、77歳まで生きたことなど、どうも跡取りの命だけは守ってくださっているようです。が、楽な思いはさせないのがご先祖様の思いやりのようでもあります。仏法の何たるかもわからないままの信仰ですが、人としてのあり方を身につけるよう言われていると思っています。ご先祖様の努力の蓄積のおかげで、“老舗”と呼ばれるまでになり、信用も頂戴しているような現状ですが、この“信用”なるものは非常に不確定なものと考えております。今の私どもが手を抜けば、たちまち信用はなくなるわけで、不断の研鑽が必要なのでしょう。
お寺とご先祖様を大切にしろという、一見年寄りに都合のよい約束事も、小規模の当店には適当な家訓であるのかもしれません。私が13年間在籍した、住友化学工業(株)〜住友製薬(株)は、名前からもわかるように、住友グループの会社です。そこには“住友の事業精神「営業の要旨」”たるものがあり、
第一条、わが住友の営業は信用を重んじ、確実を旨とし、もってその鞏固(きょうこ)隆盛(りゅうせい)を期すべし。
第二条、わが住友の営業は時勢の変遷、理財の得失を計り、弛張興廃することあるべしといえども、いやしくも浮利にはしり軽進するべからず。
と教えられました。この他に「自利利他公私一如」という言葉もありました。お客様及び社会からの信頼に応えることを最も大切にし、目先の利益のみにとらわれることのないように、という強い戒めと、公益との調和を強く求める言葉だと思います。企業規模はあまりにも違いますが、このすばらしい理念は、もっともっと大切にしてゆかねばならないと願っております。
私が学んだ同志社に“良心の碑”なる大学設立の趣旨を刻んだ石碑があります。「良心ノ全身ニ充満シタル丈夫ノ起コリ来ランコトヲ」。新島襄は、良心が全身に充満する人間の育成を志して、京都に同志社を興したわけです。モラルの欠如が問題視されている現代日本には、良心を持った企業経営が必要なのではないでしょうか。
私たちの味噌は上方料理とともに育てられ、江戸時代から赤だし味噌と称し、最高の材料を使って、丹精込め手間暇をかけ、吟味醸造いたしております。赤味噌は、夏の激しい、冬の静かな、春秋の穏やかな発酵を経て完成するとの考えより、1年半〜2年の期間をかけて熟成させております。また、調味料としての味噌を再評価してもらうためにはどうしたらいいか常に考えると同時に、味噌スイーツの開発といった新しい分野にも挑戦しております。
新世紀を担う“最高の赤味噌・白味噌”に加え、斬新な新製品ができましたら、ぜひ一度お試しください。
7代目当主 金澤忠俊

会社概要

店舗名 米忠味噌本店
所在地 本店:
〒550-0002  大阪市西区江戸堀1丁目8番12号 SKビル
Tel:06-6441-2266
営業部:
〒536-0017  大阪市城東区新喜多東2丁目8番4号
Tel:06-6961-2211  Fax:06-6961-1551
創立 文政 3年(1820年) 10月
代表者 7代目当主  金澤忠俊(かなざわただとし)
主要取引銀行 三井住友銀行 大阪本店営業部、りそな銀行梅田北支店
関連会社 米忠味噌(株)(昭和41年8月製造部門を独立)
直売店 あべのハルカス近鉄本店 ウイング館 地下2階食品売り場
阪神百貨店(梅田)改装工事につき閉鎖中
販売店 高島屋(堺東)2階味百選コーナー
高島屋(泉北)1階味百選コーナー
そごう(神戸三宮)新館地下1階パントリー
京阪百貨店(京橋、守口、枚方、樟葉、住道)グロサリー

米忠味噌の歴史

当店は、宝暦年間(1750年代)より大阪江戸堀にて米屋を営み、その傍ら米麹の製造、さらに近隣の武家屋敷での味噌仕込みのお手伝いをするようになりました。そしてこの味噌が大変美味しいと評判を呼び、文政3年(1820年)に初代忠助が味噌醸造・販売を専業に手がけるようになりました。以来、米忠味噌と名づけて、食い倒れ大阪のお客様方にご愛好いただいております。
大正、昭和、平成と引き続いて、陛下ご来阪の節にはご食膳にのぼる光栄を得ております。上方料理とともに育てられた料理味噌として、昔から赤だし味噌と称し、手前味噌ではありますが「どこにも負けない味」と自負しております。
最高の材料を使って、丹精を込め手間暇をかけ、皆様方のご趣向にそうように吟味醸造いたしております。

延享2年〜宝暦 加賀藩の両替商能登屋仁左エ門が金沢より大阪へ出、江戸堀の地にて米問屋を営む。
文政3年 味噌屋専業となる。米屋の忠助より屋号を米忠とする。
大正6年 製造部門を城東区鴫野へ移す。
大正10年 宮内省の御用を賜る。また、軍への納入を行う。
昭和12年 現在の本社社屋の場所へ新築移転する。
昭和17年 統制により米忠味噌としての製造を休止(組合として製造)。
昭和26年 米忠味噌としての製造を再開する。
昭和27年 阪神百貨店へ出店する。
昭和30年 近鉄百貨店(阿倍野本店)へ出店する。
昭和32年 三越(北浜店)へ出店する(後に出店を止め一部商品を納品するだけとなる⁄H17閉店)。
昭和39年 そごう神戸店へ出店する。
昭和40年 そごう心斎橋本店へ出店する。
昭和41年 製造部門を独立させ、米忠味噌(株)設立。資本金300万円。
昭和50年 現在の工場を新築する。
昭和58年 江戸堀本店ビル建て替えのため、営業部門を工場敷地内へ移す。
昭和60年 江戸堀本店新社屋完成する(SKビル)。
昭和61年 “餅米入り白味噌”新発売。
平成元年 10月 そごう奈良店へ出店する。
平成5年 11月 7代目金澤忠俊が当主継承(6代目忠信急逝のため)。
平成6年 10月 関連会社米忠味噌(株)増資。資本金1,000万円。
平成10年 6月 “茄子もろみ”新発売。
平成10年 9月 “胡瓜もろみ”新発売。
平成11年 12月 そごう心斎橋店・奈良店閉鎖により撤退。
平成12年 10月 “賑わい漬”新発売。
平成14年 2月 そごう神戸店撤退。
平成16年 2月 そごう神戸店再出店。
平成17年 2月 フリーズドライ製“特製赤味噌・特製白味噌”新発売。
平成17年 3月 フリーズドライ製納豆“ぽりぽり”新発売。
平成17年 4月 “淡醸みそ”新発売。
平成17年 9月 “わさび菜もろみ”新発売。
平成17年 9月 そごう心斎橋本店再出店。
平成18年 11月 フリーズドライ製“赤味噌・淡醸味噌”新発売。
平成19年 1月 “かつをワカメ”新発売。
平成19年 8月 そごうでの販売を直販から納品に変更。
平成22年 1月 “柚味噌羊羹”新発売(大阪の駿河屋さん製造)。
平成22年 2月 “味噌ショコラ”新発売(赤味噌・白味噌・柚味噌:Ek Chuahさん製造)。
平成25年 10月 即席味噌汁《特赤・淡醸》のパッケージが“2013年度のグッドデザイン賞”受賞
平成26年 3月 フリーズドライ“特製白味噌”ブロックタイプ和洋2種 新発売

日本老舗100店会・(協)大阪有名大店会・甘辛のれん会・浪花うまいもの会・なにわ商人味と技会・船場賑わいの会・
せんばGENKIの会・靱(うつぼ)ブロードウェイプロジェクト  他加盟

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交通のご案内
  • 市営地下鉄四つ橋線 肥後橋駅6番出口から南へ徒歩1分
    2つ目の信号右ななめ前
  • 住所:大阪市西区江戸堀1-8-12 SKビル
  • TEL:06-6441-2266

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米忠味噌本店 〒550-0002 大阪市西区江戸堀 1-8-12 営業時間:9:30〜18:00 定休日:土・日・祝日 TEL06-6441-2266 FAX06-6441-0965

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